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手島邸にて、午餐  前編

Kちゃん&Mご夫妻来福 2011
最後のお食事は、是非ともこちらにご案内したくて!

私自身も久々に訪れました。

手島邸
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とはいえ・・・
ご主人さまのKちゃんは、
私たち二人の相手に、食傷気味になることを予想していたのか!?
予約をする段階で既に、
「ランチは二人で楽しんできてね!」
と^^;

元々うちの旦那は出張中だし、
ならばお言葉に甘えて!
Mと二人だけで、手島邸ランチです♪♪♪



今まで夜の営業のみだった手島邸ですが、
今年の1月から、土曜日のみ、お昼の営業が開始されました。
夜に来られない方からの、ご要望に応える形で始められたそうです。

私も、夜に数度訪れましたが、
実は、この雰囲気をランチで味わってみたい!
と以前から思っていたのです^^

ですので、Mの来福は、私にとってもチャンス到来。
願ったり、叶ったりでした♪
旦那に、お先にランチしてくる旨を申告すると・・・
「楽しんでおいで」と言いつつ、ちょっぴり笑顔が怖かったかな^^;
今度一緒に行こうね~。



外は、肌を刺すような寒さ。
邸内から眺めた、風花の舞う風景は、
ここが福岡市内だという事を、忘れさせてくれるのに充分でした。
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やはり、夜とは全く雰囲気が異なりますね。
気づかなかった景色に、自ずと目が止まります。
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冒頭のお写真の箸置き。
夜訪れた時には気づきませんでしたが、
名前入りだったのですね!

京都 清課堂 のものです。
私も、ちろりとお猪口は持っているのですが、
箸置きも欲しくなりました!



先に白状しておきますが、
この日はMとのお喋りに夢中のあまり、
写真を撮り忘れていたり、記憶も曖昧なので、ご容赦を!!



手島邸の午餐 おまかせコース6000円(税・サ別)
をいただきます。


玉露 渾身の一滴


(早速最初の一品からお写真がありませんが・・・)
八女郡星野村の八女茶の水出しです。

普段、あまり意識してはいただいていない緑茶ですが、
これには驚愕させられます。
私が家で淹れている緑茶とは雲泥の差。
比べるのもおこがましいという感じ。
当たり前ですが・・・^^;

甘みや渋みの中に、ほのかな塩分というか、
まるでお出汁のような旨味すら感じられるのです。

ここから、ぐぐっと、
手島邸の世界へといざなわれます。



前菜が3種
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赤なまこ、ふき、椎茸
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とある調理を施したなまこ。
こんな食感いただいたことありませんでした。
美味しすぎます。

ふきが、来る春を予感させ、感じる寒さも和らぐよう。


貝は・・・帆立?たいらぎだったかな?
いくらと、朝倉産ほうれん草に、お出汁の餡がかかっています。
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貝やいくらの食感と旨味が楽しいですね。
そしてほうれん草も、香り・甘み共に濃厚。
それらを、絶品のお出汁の餡でいただきました。


北海道の水蛸と葱の、辛子酢味噌和え
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爽やかな逸品です!

銘々の、食感の違いがまた楽しくて、
それをまとめる、辛子酢味噌の具合もいいですね。
とても好みの味加減でした。

お酒が欲しくなります~^^
でもMは飲まないしね、しかもランチだし、ガマンガマン・・・。



贅沢な茶碗蒸し
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器がまたとってもお茶目で♪
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もちろん、ご邸主のオリジナルです!
私好きなのですよね~こういったセンス♪♪♪

贅沢な一口
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茶碗蒸しの上には、
北海道の雲丹、香りのいい海苔。
そして、中には白子まで!

雲丹や白子のとろけ具合や、濃厚な旨味。
海苔のアクセントも加わって、
魅惑的な茶碗蒸しに仕上がっていました。
飲み込むのが勿体無い!



何とも惹かれる、斬新な器に盛られた、
お造り3種
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お造りそのものが美味しいのは、全くもって言わずもがな。
特筆すべきは、そのいただき方でしょうか。

福岡では馴染みの薄い、でも私としては懐かしい、
わさび漬け(手前の薬味です)
こちらでいただくお造りは、またガラッとイメージが変わりますよ!


そしてこちらも。
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奥の小皿の、酒盗しょうゆ。

これでいただくお造りの、なんと味わい深い事!
私はこの酒盗しょうゆの大ファンなのです!!
いつも最後は、
ワカメや大根のツマで、綺麗に拭ってしまうほどです^^;



そして・・・やっぱりお酒が飲みたーい!
ちなみに、先に言い出したのはMなのですよ~^^
ほ、本当に大丈夫!?と心配したところ、
ご邸主からの提案で、通常の1/2量で出してくださいました。
ま、これくらいならMでも大丈夫かな^^
飲み切れなかったら私が飲むからね!と忘れずに忠告。

都合私は2杯ほど。
あ、でも1/2杯ずつだから、合わせ技で1杯ってところですね^^


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”磨き二割” お米一粒の、八割を削って残った二割で仕込んだお酒だそうです。
なるほど。とても清冽な、凛としたのみ口でした。

墨廼江(すみのえ)
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生酒です。舌をピリッとさせる刺激、日本酒らしいクセのある深い味わいでした。



手島邸では、
お食事の美味しさもさることながら、
器の美しさにも目を奪われます。
作家物や、ご邸主オリジナルのものまで、
どれも欲しくなるものばかりです^^

日本酒をいただいたグラスは、
江戸切子の、色味のない透明なものです。
切子というと、朱か藍なイメージだったのですが、
透明な切子、私的に、新しい!なんて思ってしまいました。



この後、
魚料理、肉料理・・・とまだまだ続きますが、
随分と長いレポになってしまったので^^;
続きは、後編 にて!!
by takechan-kao | 2011-02-02 11:35 | そとごはん